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屋根裏収納をDIYで作ろう

      2015/11/30

DIYで屋根裏収納を作ろう

今となっては前のことになりますが(なんか今昔物語みたいな文ですね)、屋根裏収納(小屋裏収納)を作りました。

収納の必要性について

最小限の物だけが視界に入ってくるような、すっきりとした部屋で暮らせれば快適で理想的ですよね。お掃除もしやすいし、いつでも来客に対応できます。
生活に必要な最小限のものだけを部屋に置き、無駄なものは買わない、不要なものは処分をするといったルールを作って生活をすれば良いのですが、季節製品を収納するスペースは必ず必要ですし、家族が増えると、生活に必要な物は増えてきます。
そうした理由から家づくりの時には、部屋の大きさに目が行きがちですが、収納にゆとりを持った間取りにすると、すっきりと暮らせると言われています。

我が家を建てる際、アパート暮らしの時に比べて、量的にも場所的にも、収納場所をゆとりをもって確保したつもりでした。しかしながら10年経過する間に、家族構成が大きく変化し、家具や生活用品の量や種類が様変わりし、必要なものの絶対量が増えたため、収納が不足してきました。

収納方法・場所について検討

見せる収納という方法もありますが、できれば生活空間を減らさずに収納を増やす方が良いです。
お金があれば、お金を払ってコンテナのようなところに一時的に預かってもらうレンタルスペースのサービスを利用する手があります。
ただ節約家族の我が家では選択肢に入りません。

まず思い浮かんだのが、庭に物置を設置する方法でした。
残念ながら、庭に設置してある物置はすでに私の父の釣り道具や、家庭菜園用の品物を置いておくために占拠されており、またエアコンの室外機が各所にあるため、置くスペースがありませんでした。また置けたとしても、外なので、湿気などの問題もあります。

次に考えたのが床下収納を増やす方法です。
1階の洗面所には、点検口を兼ねた床下収納のボックスがあり、それを外せば、床下のベタ基礎が見え、物を置くことが可能そうです。
ただし床下の土台が湿気を含んでしまうと白アリに食われやすくなるので、風通しをよくしているのですが、あまり物を置いて風通しが悪くなったり、湿気やすくなっては良くなさそうな気がします。
また、我が家は2世帯住宅で、1階に親世帯が住んでいるため、荷物の出し入れのために通るのも気を使います。
床下は今回見送りました(いつか何かやるかもしれません)。

最後に「下がだめなら上だ。そうだ屋根裏だ」と思って、押入れから屋根裏をのぞきました。
屋根裏をのぞいてみると、屋根を支えるために格子状に組んである柱が見えました。梁や桁と呼ばれる部分です。
合板を柱の上に置くだけで収納として使えそうだな、と単純に思いました。
また2世帯住宅の上の階に住んでいる私たち世帯には使いやすい場所です。こうして屋根裏が選ばれました。

屋根裏の暑さ対策について

しかしながら、屋根裏は夏には暑くなるので、暑さ対策が必要です。
暑さによって収納した物が傷んでしまっては意味がありません。
何らかの暑さ対策をしないといけないと検討しました。

真っ先に思い浮かんだ対策が、グラスウールなどの断熱材を使う方法でした。
日本の住宅では、断熱材の入れ方は、部屋の天井の上に断熱材を敷く方法、いわゆる天井断熱と呼ばれる方法が簡単なために多く施工されています。その方法では屋根裏は断熱材の外になります。そのため屋根裏が高温になるので、軒下などに換気口を設けて、風通しを良くする工夫をしています。それでも屋根裏は夏は非常に暑くなります。
屋根断熱という、屋根勾配に沿って断熱材を貼っていく方法もあり、それだと屋根裏もあまり暑くなりません
ただ作業の手間がかかり、建築費が上がってしまうのと、屋根の下地の合板と断熱材の間に通気のための空間をきちんと開けておかないと、合板が湿気で腐ってしまう可能性があります。
我が家は天井断熱なので、屋根裏は暑くなるので、いっそのこと屋根断熱もDIYでしてみようと思いました。そうすれば2重で断熱されるので、夏の暑さが軽減されて一石二鳥だと思いました。参考になります→鹿児島県のホームページ
さらに換気扇を軒下につけて、そこで強制的に換気を行えば、熱い空気が屋根裏にたまることがなく、屋根裏の温度はかなり低く抑えられるはずです。

こうしてもともとは収納の問題を解決するために始まった屋根裏収納のアイディアですが、夏の暑さ対策も兼ねることから、労力に対して得られる利益が大きそうなことから実行することにしました。

DIY作業

まず家の図面を引っ張り出してきて、梁と桁の間隔を確認しました。次に懐中電灯を持って、屋根裏をよく見ました。
そこで問題が発見されました。桁や梁の高さが場所によって異なる場所がありました。そのため、板をそのまま並べて貼るのはできません。屋根裏収納の高さを少しでも確保するために、低くなっている梁に合わせて貼って、高くなっている場所はそのまま突き出るように板を加工して貼り合わせることにしました。また電気ケーブルが梁の上に留めてある場所があり、板を貼るのに邪魔になるので、留めているのをはずし、梁の横にとめたりする必要がありました。
これは施工前の屋根裏の状態です(材料がすでに置いてあります)。屋根裏施工前

最初の作業は、屋根裏収納の床作りです。
材料となる合板は近くのホームセンターで買いましたが、屋根裏に入れ込むためには、そのままでは大きすぎて、入らないので、合板を全部、半分の大きさにカットしてもらい、家に運びました。
屋根裏に貼るときは、障害となる柱、束などの部分を確認し、その部分をカットしながら一枚ずつ貼っていきました。
大きな収納を作るには結構な枚数が必要で、床を貼る作業だけで、4日間ほど、かかりました。

床が貼り終えたら、屋根断熱の作業です。
断熱材は耳付きの袋に入った、グラスウールにしました。価格が安く、施工がしやすいからです。

グラスウールを垂木(屋根を支えるための斜めの柱)の間に押し込んで、タッカーというホチキスのようなもので、耳を垂木に打ち付けます。

屋根の下地材の合板にタッカーで止めたりすると雨漏りの原因になるかもしれないので、垂木に留めました。
またグラスウールの厚さが厚すぎると、通気層が設けられないので、垂木よりも薄いグラスウールを選びました。
断熱材をすべて貼ったあとは、断熱材が見えないように、3mmのべニア板を上に貼りました。これもタッカーで打ち付けました。屋根裏施工後1

次に軒下に25cm四方の穴をあけて、プラダンを使って、屋根裏に設置した換気扇からの風が外に流れるように筒を作りました。換気扇は、買っておいた電気タイマーにつなぎ、夏場の暑い時間帯に作動するようにしました。タイマー冬場は電気は切ることにします。
換気扇は、子供が屋根裏に入り込んで、手を突っ込みでもしたら、大変危ないので、防止策を取りました。屋根裏換気扇換気口のところには、虫が入り込まないようにネットをしました。換気口

以上の作業で完成です。屋根裏施工後2

完成までにかかった日数

完成までに2週間ぐらいかかりました。屋根裏で寸法を測っては、降りて、合板をカットし、それを屋根裏に持っていく作業をしたり、腰をかがめて板を打ち付けたり、寝っころがった姿勢で、断熱材をタッカーで止めたり、といった、疲れやすい作業だったため、毎日、長い時間の作業はしませんでした。そのため日数がかかった感じです。集中して作業をやれれば1週間以内に終わる作業量でした。もし屋根断熱を施工しないで集中してやれば、2,3日で済んだと思います。単純に合板を屋根裏に何枚か敷くだけの簡易的な収納でよければ、半日でできるでしょう。ただし、屋根裏の梁や桁の間隔が大きい場合、2×4材を渡し、床組を足すなどの対策をしないとダメな場合があります。

完成までにかかった費用

今回のDIYで完成までにかかった費用は全部で5万円ほどです。
合板やプラダン、断熱材、換気扇(25cmの家庭用の安い物)、電気タイマーなどの材料費です。
階段ユニットを買ってつける方法もありますが、我が家では付けませんでした。

予算が許せば、階段はあった方が絶対便利です。我が家でものを出し入れするときは、押入れの天井点検口から出入りすることとなり少々不便ですが、季節の品がメインで頻繁に出し入れしませんので我慢することとします。
また、面積によって必要な材料費は変わってきますのであくまで参考としてください。

今回のDIYの効果

当初の目的である荷物の収納場所ができて大満足です。季節商品などをしまっておくことができるので部屋の収納を広く使えるのが良いです。
また夏の暑い時期、このDIYをするまでは、夜、大汗をかいて、寝苦しく、エアコンなしでは、眠れないことが多かったのですが、完成後は、窓を開けて、扇風機をタイマーでつけるだけで眠れるようになったので、体感的に2,3度くらい室温が下がったような気がします。施工前と施工後で、きちんと温度の測定や記録をしなかったため、正確に伝えられないのが残念です。それが断熱材の効果によるものか、換気扇が効果があったのかわかりませんが、夏の厳しさが和らいだことは確かです。

屋根裏収納施工の際の注意点

・屋根裏には重い物を置かない方がよいです。バランスの問題で、地震の時に揺れがひどくなる恐れがあります。
・屋根裏収納の天井高が1.5m以上あると、登記すべき面積に含まれます。
・固定資産税の関係で、屋根裏収納の天井高が1.5m未満にし、直下の階の床面積の半分以下に抑えておく必要があります。
素人でへたな私のDIYのため、隙間が見えたり、雑な部分が多いのですが、皆様の何かのお役にたてれば幸いです。

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